複式学級を視野に連学年指導の研究をより一層すすめます

全国的に少子高齢化が急激に進むなか、この浪合地区も児童数が年々緩やかですが減少傾向にあります。個に丁寧に応じることのできる少人数指導のよさが発揮できる一方で、1つの学級の人数が2人3人など極少人数になってしまった場合、音楽、体育、図工、家庭などの実習や活動場面、また、総合的な学習をはじめ多くの教科で行われている話し合いの場面などにおいて、学級全体の十分な高め合いを望むことが難しい状況も生まれてきています。

そこで、現在本校で行っている連学年指導をよりよい形にできるよう見直し、将来的に複式学級となった場合のことも想定し、その場合でも、現状一番大切にしている少人数であることのよさが損なわれないよう、複式学級についての研究を今以上に進めて参りたいと考えています。

そのような背景を踏まえ、本年度は清内路小学校など複式学級指導を既に取り入れている学校の参観や阿智村教育委員会による複式学級の展望についての説明会などを計画しております。初めから複式学級ありきではなく、この地域の将来の小学校のあり方を見据えた建設的な議論をして参りたいと思います。あらためてご案内致しますので、多くの保護者の皆様、地域の皆様のご参加をよろしくお願い致します。